「原田裕規:ホーム・ポート」(広島市現代美術館)
特別展「原田裕規:ホーム・ポート」が広島市現代美術館で開催されます。美術館初の大規模個展です。
1989年開館の広島現美と自分は同い年。広島出身のぼくにとっては、現代美術と初めて出会った場所でもありました。本展では《One Million Seeings》《Waiting for》《シャドーイング》など、これまでの代表作が一挙公開。さらに、新シリーズの「ドリームスケープ」もお披露目されます。
来年1月にはフィルムアート社よりカタログを兼ねた初作品集も刊行されます。どうぞご期待ください!
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原田裕規(1989-)は、2012年に「ラッセン展」や「心霊写真展」の企画でデビューし、社会の中で広く知られる視覚文化を題材とするプロジェクトからその活動をスタートしました。また近年は、広島や山口からハワイへ渡った移民について調査し、日系アメリカ人の混成文化を題材にした映像作品《シャドーイング》を発表しています。本作品内で登場人物は次のように語ります。
うんと遠くに行こうと出航しても、
まるで舵の曲がったボートみたいに同じところに戻ってしまう
その場所こそが「私自身」だ
私は決して「私自身」から逃れることはできない
本展タイトルと同名の作品《ホーム・ポート》は、日系人も多く移り住んだ町であり、2023年夏に大火に襲われたマウイ島ラハイナが描かれたラッセンの作品がもとになっています。広島出身であり、ラハイナへの滞在歴もある原田は、「母港」を意味するこの作品の題名を展覧会のタイトルに採用しました。したがって、本展は原田にとっての里帰り展であるともいえるでしょう。
本展では、原田が現時点の集大成とする新展開の平面作品に加えて、これまでに制作された代表的な映像/インスタレーション/パフォーマンス作品、10代の大半を過ごした「広島時代」の初期絵画などを紹介します。多様な展開を見せる彼の制作の歩みが「舵の曲がったボート」のように母港に帰還するさまを、ぜひご覧ください。
展覧会チラシ
info:
特別展「原田裕規:ホーム・ポート」
会期:2024年11月30日(土)– 2025年2月9日(日)
会場:広島市現代美術館
開館時間:10:00–17:00
休館日:月曜日(ただし1/13は開館)、年末年始(12/27–2025/1/1)、1/14(火)
観覧料:一般1,100円(850円)、大学生800円(600円)、高校生・65歳以上550円(400円)、中学生以下無料
※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
公式ウェブサイト
主催:広島市現代美術館
後援:広島県、広島市教育委員会、中国新聞社、朝日新聞広島総局、毎日新聞広島支局、読売新聞広島総局、中国放送、テレビ新広島、広島テレビ、 広島ホームテレビ、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
助成:公益財団法人小笠原敏晶記念財団、公益財団法人朝日新聞文化財団
支援:令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業
機材協力:CG-ARTS
割引:県美×現美×ひろ美 相互割引
アーティスト・トーク
展覧会場をめぐりながら、原田裕規が展覧会についてお話しします。
日時|11/30(土)14:00–15:00
場所|広島市現代美術館 展示室 B-2、B-3
※要展覧会チケット、申込不要
対談「ハワイと瀬戸内の深いつながり」
講師|木元眞琴(日本ハワイ移民資料館館長)、原田裕規
日時|12/15(日)14:00–15:30
場所|広島市現代美術館 地下 1 階ミュージアムスタジオ
※要展覧会チケット(半券可)、申込不要
担当学芸員によるギャラリートーク
担当学芸員によるツアー形式の展示解説
日時|12/21(土)、1/18(土)15:00–16:00
場所|広島市現代美術館 展示室 B-2、B-3
※要展覧会チケット、申込不要
《シャドーイング(3つの自画像)》特別上映+作家トーク
TERRADA ART AWARD 2023ファイナリスト展にて発表され、神谷幸江賞を受賞した《シャドーイング(3つの自画像)》の特別上映を行い、あわせてアーティスト・原田裕規が作品、展覧会について語ります。
会場|広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
定員|50名程度 ※先着順
料金|無料 ※要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要
アートナビ・ツアー
アートナビゲーターによるツアー形式の展示解説
日時|毎週(土)(日)(祝)(休)
—1/5 12:10–12:25、15:10–15:25
1/11— 11:45–12:15、14:45–15:15
場所|広島市現代美術館 展示室 B-2、B-3
※要展覧会チケット、申込不要、11/30、12/1、イベント開催時のぞく
「LOVEファッション──私を着がえるとき」展(熊本市現代美術館)
熊本市現代美術館で開催される「LOVEファッション──私を着がえるとき」に参加します。
同展は、服を着ることを「人間の普遍的な営みの一つ」と捉える企画。装いには人々の内なる欲望が潜み、憧れや熱狂、葛藤や矛盾を伴って表れることがあるとし、京都服飾文化研究財団(KCI)所蔵の衣装コレクションと現代アート作品が並置されます。
原田は、TERRADA ART AWARD 2023でも展示した映像作品「シャドーイング」シリーズより、本展のために制作した新作2点と旧作1点を織り交ぜた、新旧作品3点組による新たなインスタレーションを展開します。
左:シャドーイング(リエ)、中央:シャドーイング(トミゴロウ)、右:シャドーイング(イザベラ)
会期初日の12月21日(土)には、トークイベント「影としての私自身/影を追う旅について」も開催します。
本展は京都国立近代美術館から巡回したもので、熊本展の終了後は、東京オペラシティアートギャラリーへ巡回します。
みなさまぜひご高覧ください。
info:
LOVEファッション──私を着がえるとき
会期:2024年12月21日(土)– 2025年3月2日(日)
会場:熊本市現代美術館
開館時間:10:00 – 20:00
休館日:火曜日、年末年始(12月30日から1月3日)、2月12日(水)* ただし2月11日(火・祝)は開館
公式ウェブサイト
熊本市現代美術館ウェブサイト
出展アーティスト
ファッション
ファッション: Alexander McQueen(アレクサンダー・マックイーン)、 Balenciaga(クリストバル・バレンシアガ、デムナ・ヴァザリア)、 Bottega Veneta(ダニエル・リー)、 Céline(フィービー・ファイロ)、 Chanel(ガブリエル・シャネル、カール・ラガーフェルド)、 Christian Dior(クリスチャン・ディオール、ジョン・ガリアーノ)、 Comme des Garçons(川久保玲)、 Comme des Garçons Homme Plus(川久保玲)、 Gaultier Paris by sacai、 Givenchy(アレクサンダー・マックイーン)、 Gucci(トム・フォード)、 Helmut Lang(ヘルムート・ラング)、 House of Worth(ジャン =フィリップ・ウォルト)、 J. C. de Castelbajac(ジャン・シャルル・ド・カステルバジャック)、 Jil Sander(ラフ・シモンズ)、 Junya Watanabe(渡辺淳弥)、 Kostas Murkudis(コスタス・ムルクディス)、 Loewe(ジョナサン・アンダーソン)、 Louis Vuitton(マーク・ジェイコブス)、 Mame Kurogouchi(黒河内真衣子)、 Maison Margiela(ジョン・ガリアーノ)、 Nensi Dojaka(ネンシ・ドジョカ)、 Noir Kei Ninomiya(二宮啓)、 Noritaka Tatehana(舘鼻則孝)、 Pierre Balmain(ピエール・バルマン)、 Prada(ミウッチャ・プラダ)、 Ryunosukeokazaki(岡崎龍之祐)、 Somarta(廣川玉枝)、 Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)、 Thierry Mugler(ティエリー・ミュグレー)、 Tomo Koizumi(小泉智貴)、 Viktor&Rolf(ヴィクター・ホスティン、ロルフ・スノラン)、 Madeleine Vionnet(マドレーヌ・ヴィオネ)、 Yohji Yamamoto(山本耀司)、Yoshio Kubo(久保嘉男) ほか
アート
AKI INOMATA、ヴォルフガング・ティルマンス、小谷元彦、笠原恵実子、澤田知子、シルヴィ・フルーリー、原田裕規、松川朋奈、横山奈美
■トークイベント 原田裕規「影としての私自身/影を追う旅について」
日時:2024年12月21日(土)14:00 – 15:30
出演:原田裕規(出品作家)
会場:熊本市現代美術館 ホームギャラリー
定員:先着80名 *事前申込不要
イベント詳細
フライヤー(PDF)
プレスリリース
巡回:京都国立近代美術館 2024年9月13日(金)– 11月24日(日)東京オペラシティアートギャラリー 2025年4月16日(水)– 6月22日(日)
「AWT FOCUS」(大倉集古館)
アートウィーク東京(AWT)のメインプログラム「AWT FOCUS」(会場:大倉集古館)に参加します。
監修は片岡真実さん。「大地と風と火と」というテーマのもと、33時間あるCGアニメーション作品《Waiting for》を出品することになりました。
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2023年に始まった「AWT FOCUS」は、美術館での作品鑑賞とギャラリーでの作品購⼊というふたつの体験を掛け合わせた「買える展覧会」です。展示は毎年異なるテーマのもとでキュレーションされ、出展作品はすべて購入できます。会場は現存する日本最古の私立美術館である大倉集古館です。
第2回となる2024年の監修を務めるのは、森美術館館長であり国立アートリサーチセンター長も兼任する片岡真実。「大地と風と火と:アジアから想像する未来」と題し、政治や経済など人為的な分類や力による統治ではなく、自然の摂理や不可視のエネルギーといった観点から世界を見つめるアジア的世界観を起点に、多様性が共存する未来を考えます。
展示は「宇宙の構造」「手、身体、祈り」「見えない力」「自然界の循環とエネルギー」の4セクションに分かれ、日本からインドネシア、韓国、台湾、フィリピン、ブラジル、香港、メキシコまで、世界各地域から57組のアーティストが参加。日本の26のギャラリーに加え、ソウルのKukje Galleryやマニラ、ニューヨークに拠点を置くSilverlens、台北のTKG+など海外のギャラリーも作品を出展します。
監修者ステートメント
世界各地で分断や衝突が起こり、気候危機が確実に深刻化するなか、現代アート界では世界の多様なアイデンティティや文化にも注目が集まっています。こうした状況から、次のフェーズにどのような未来を想像することができるのでしょうか。異なる価値観が多様なままに共存することは可能なのでしょうか。時代が求めるアートの存在意義とは何でしょうか。正解のない問いは尽きませんが、この彷徨の時代に、太古から我々を存在させてきた自然の摂理や不可視のエネルギーという観点から、世界を俯瞰してみたいと考えています。
アジアの様々な思想や信仰においては、大宇宙としてのコスモスと小宇宙としての身体の融合、宇宙の五大要素の流動的均衡、大地や自然現象に宿る精霊など、世界の全体像はダイナミックな感性や叡知によって想像されてきました。こうした視座は政治や経済など人為的な分類や力によって支配される世界ではなく、物理、化学、天文、地質といった観点から見る世界、さらには科学を超越した世界へ目を向けさせてくれます。
AWT FOCUS「大地と風と火と:アジアから想像する未来」では、大地、風、火、水、木など森羅万象を構成する要素と、その循環を生む不可視のエネルギーやその表象に注目し、世界への眼差しをアジアから多様な文化に拡張します。展覧会が開催される大倉集古館は現存する日本最古の私立美術館であり、その建築は中国やインド、オスマン帝国、欧米などを歴遊した伊東忠太が、当時いかに世界文明を意識したのかを想像させます。空想上の幻獣や獅子、龍が見守る空間で、作品相互から生み出される文化的対話や連鎖、連続性を感じ、この宇宙を生きて来た人類の感性や想像力に、国境や文化を越えて想いを馳せてみたいと思っています。
info:
AWT FOCUS「大地と風と火と:アジアから想像する未来」
監修:片岡真実
会期:2024年11月7日(木) – 11月10日(日)
会場:大倉集古館
開場時間:10:00–18:00(最終入場17:30)
休廊:日・月
主催:一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム
特別協力:公益財団法人 大倉文化財団 大倉集古館
公式ウェブサイト
原田裕規「残照」(KEN NAKAHASHI)
KEN NAKAHASHIでは、2024年10月26日(土)から11月21日(木)まで、原田裕規の個展「残照」を開催いたします。
当ギャラリーでは2年半ぶり3度目の個展となる本展では、原田にとって初めての取り組みとなる平面作品のシリーズ「ドリームスケープ」が発表されます。
同シリーズは、2020年頃より世界的に流行しているデジタル風景表現の潮流「ドリームスケープ」に着想を得たもの。非現実的な静寂感、安心感、無菌室感などに象徴されるドリームスケープの表現を、原田は「現代の世界情勢や地球環境を反映した風景画」であるとしています。
こうした視点に立ってつくられた原田のドリームスケープ・シリーズより、本展では2023年に映像バージョンが発表された《ホーム・ポート》と、本展のためにつくられた新作の《残照》が発表されます。
《ホーム・ポート》は、2023年8月に大火に襲われたハワイ・マウイ島のラハイナが描かれたデジタル・ランドスケープ作品。2019年以降、リサーチのためにラハイナを訪れていた原田は、大火によって焼失したラハイナの遠い未来/過去をイメージしながら本作を制作しました。
それに対して新作の《残照》は、原田がかつて暮らしていた山口県岩国市の山々が描かれたデジタル・ランドスケープ作品。敗戦から間もない1947年、肉親を亡くして失意の中にあった日本画家・東山魁夷が描いた作品《残照》がモデルとなっています。また岩国出身の原田にとって、同地を描くことには特別な意味があり、本作はそれがようやく実現した念願の作品であるともいえます。
世界全体の緊迫度が増す中、まるで世相を鏡写しにしたかのように反映する原田のドリームスケープ作品を通じて、作家の世界に対する向き合い方をぜひご覧ください。
info:
原田裕規「残照」
会期:2024年10月26日(土)– 11月21日(木)
会場:KEN NAKAHASHI
開廊日時:火–土 13:00-20:00
休廊:日・月
オープニング:10月26日(土)18:00–20:00
「アートウィーク東京」開催中の開廊日時: 11月5日(火)–11月10日(日)10:00–20:00
公式ウェブサイト
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21
東京都写真美術館で開催中の「現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21」に参加しています。
日本では5年ぶりの公開になる《写真の山》と、24時間写真を見続けるパフォーマンス作品《One Million Seeings》3点(合計72時間)を展示しています。
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「日本の新進作家」展は、写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘するために、新しい創造活動の展開の場として2002年より継続して開催しています。21回目となる本展では、社会、環境、人と人との関係性を自身の立ち位置から問い直し、写真を通して世界の断片を提示する5 名の作家たちの試みを紹介します。
私たちは、これまで当たり前と感じていた価値観が揺らぐような数々の出来事に直面し、変化のある時代に生きています。写真表現も、技術の進歩と普及、表現手法の多様化にともない、その環境は激変しています。本展の出品作家たちは自身の感性にしたがって世界と向き合い、独自の視点で思考を深めて作品として提示します。
生物や日用品など身のまわりにあるささやかな存在に目を向けて、時間を留める手法として写真を扱う大田黒衣美、自身が暮らす土地の仮設的とも言える変化を止めない風景を、淡々と観察し、記録し続けるかんのさゆり、ドキュメンタリーの視点と虚実を混ぜたイメージで現実をあぶりだす千賀健史、一般的な概念にとらわれず個と個の距離と関係性を切り取る金川晋吾、かつて誰かが見た光景を通じて、見るものが持つ記憶を喚起させる原田裕規。表現する手法として写真を選びとり、しなやかなまなざしで現実をとらえる作家たちの作品は、現在を生きる私たちにいつもとはすこし異なる角度から世界を見る視点を与えてくれます。5 名の作家たちの多様な試みを通して、今日の、そしてこれからのまなざしの可能性を改めて見つめる契機となることでしょう。
info:
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21
会期:2024年10月17日(木)– 2025年1月19日(日)
会場:東京都写真美術館
出品作家:大田黒衣美、かんのさゆり、千賀健史、金川晋吾、原田裕規
開館時間:10:00 – 18:00(木・金曜日は20:00まで、図書室を除く)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12/29-1/1)※1月2日(木)と3日(金)は10:00-18:00開館
料金:一般 700(560)円/学生 560(440)円/中高生・65歳以上 350(280)円
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館、東京新聞
協賛:東京都写真美術館支援会員
公式ウェブサイト
フライヤー(PDF)
■出品作家とゲストによるトーク(大田黒衣美×原田裕規×中村史子)
2025年1月18日(土)15:00 – 17:00
講師:大田黒衣美(出品作家)、原田裕規(出品作家)、中村史子(大阪中之島美術館主任学芸員)
会場:東京都写真美術館1階ホール
定員:190 名(整理番号順入場/自由席)
参加費:無料
※当日10:00より1階総合受付にて整理券を配布します。
公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ
公開制作は、アーティストが一定期間美術館に滞在して作品を制作し、その制作過程や完成した作品をご覧いただくプログラムです。vol.4となる今年度は、とるにたらない視覚文化をモチーフに、テクノロジー、リサーチ、パフォーマンスなどを駆使して作品を制作している原田裕規を招へいします。
長野県民にとって、山々の連なる風景は日常であるとともに、多くの人を魅了する観光資源でもあります。長野県立美術館は、コレクションポリシーのひとつとして、美しい山岳風景を描いた表現を挙げており、旅行や登山、避暑、疎開等さまざまな理由で長野に訪れ、描いてきた作家たちの風景表現を多数コレクションしています。他方、長野では、光学や印刷の技術が発達し主要な産業となっています。山を愛好し、それらを撮影・発表する人たちが大勢いることと、どこかでつながりがあるのかもしれません。
原田は、公開制作のために長野をリサーチする中で、この「風景表現」と「印刷技術」という二つのキーワードに関心を示しました。今回の公開制作では、近年「ドリームスケープ」という名称でインターネットを中心に流行しているデジタル風景表現について考察・制作を重ねてきた原田が、長野の風景表現に向き合い、作品として昇華していく様子が公開されます。
また当館初の試みとして、NAMコレクション2024第Ⅲ期のゲストキュレーターを原田が担当します。長野の風景が描かれた作品や、「荒野」をモチーフとした松澤宥の言葉の作品などを通じて、長野県の各地域と風景表現の関わりが示されることになります。
※NAMコレクション2024 第Ⅲ期についてはこちらをご覧ください。
【アーティストの滞在スケジュール】
◎10月5日(土)、6日(日)、10日(木)、19日(土)
※11月以降の滞在日については、決定次第ホームページ等でお知らせいたします。
*会期中に関連イベントを開催いたします。詳細はイベントページをご覧ください。
*プレスリリースはこちら
info:
公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ
会期:2024年10月5日(土)– 2025年3月16日(日)
会場:長野県立美術館 オープンギャラリー
開館時間:9:00 – 17:00
休館日:水曜日、年末年始(12/28 – 1/3)
観覧料:無料
主催:長野県、長野県立美術館
支援:令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業
公式ウェブサイト
フライヤー(PDF)
■公開制作vol.4|ラウンドトーク「ドリームスケープ/山について」
作家が公開制作の内容について語るとともに、参加者と「山」について語り合い、その内容の一部を新作制作へと活かします。
日時:2024年10月19日(土)15:30–16:30
会場:長野県立美術館 本館1階 交流スペース
定員:20名(先着順)
参加費:無料
申込:不要
※諸般の事情により、イベント内容の変更や入場を制限する場合があります。
イベントの詳細はこちら
NAMコレクション2024 第Ⅲ期 もうひとつの風景
信州出身の作家たちや、信州の風景が描かれた作品を中心に形成された長野県立美術館のコレクションから、一年を通して、洋画、日本画、工芸等さまざまなジャンルの収蔵品を展示します。
2024年の第Ⅲ期では、「公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ」の連動企画として「もうひとつの風景」(ゲストキュレーター:原田裕規)を開催します。
日本有数の名山に囲まれ、自然豊かな地として多くの風景画の舞台となった信州からは、菱田春草や西郷孤月ら、中央画壇にて活躍した画家が輩出されました。彼らの描く風景には、信州の自然を感じさせる表現が多数散見されます。しかしそれのみならず、西郷らの同級生でありながら、単身アメリカに渡ったことで「知られざる存在」となりつつある赤羽雪邦(松本出身)など、信州には傍流の系譜、いわば「もうひとつの風景」も存在します。
さらに、日本を代表するコンセプチュアル・アーティストとして知られる松澤宥(諏訪出身)は、八島湿原を念頭に置いた「荒野」の作品や、諏訪湖を題材にした「湖」の作品などを発表してきました。これらの「言葉による作品」は、従来難解な「観念美術」として捉えられがちですが、題材となった現実の風景から捉え直すことで、松澤作品の風景画としての側面(=もうひとつの風景)が浮かび上がります。
そのほかにも、河野通勢、田村一男、吉田博、伊東深水などによる信州を描いた風景画や、松澤の《湖に見せる根本絵画展》(1967)に着想を得た原田のパフォーマンス作品《湖に見せる絵(海辺の僧侶)》(2022)など、絵画からパフォーマンスまで幅広い形態の作品を通して、信州の「もうひとつの風景」を紹介します。
*公開制作vol.4についてはこちらをご覧ください。
*プレスリリースはこちら
info:
NAMコレクション2024 第Ⅲ期 もうひとつの風景
会期:2024年10月10日(木)– 12月17日(火)
会場:長野県立美術館 コレクション展示室
開館時間:9:00 – 17:00(展示室入場は16:30まで)
休館日:水曜日
観覧料:本館・東山魁夷館共通 一般700円、大学生及び75歳以上500円、高校生以下又は18歳未満無料
主催:長野県、長野県立美術館
ゲストキュレーター:原田裕規(公開制作vol.4招へい作家)
公式ウェブサイト
■NAMコレション2024 第Ⅲ期 ギャラリートーク
NAMコレクション展2024 第Ⅲ期の見どころをゲストキュレーターの原田裕規がご紹介いたします。
日時:2024年10月19日(土)14:00–15:00
会場:長野県立美術館 本館2F コレクション展示室
定員:20名(先着順)
参加費:無料(観覧券が必要となります)
申込:不要(ご参加の方は、14:00までに本館2Fコレクション展示室入口にお越しください。)
※諸般の事情により、イベント内容の変更や入場を制限する場合があります。
イベントの詳細はこちら
「LOVEファッション──私を着がえるとき」展(京都国立近代美術館)
京都国立近代美術館で開催される「LOVEファッション──私を着がえるとき」に参加します。
同展は、服を着ることを「人間の普遍的な営みの一つ」と捉える企画。装いには人々の内なる欲望が潜み、憧れや熱狂、葛藤や矛盾を伴って表れることがあるとし、京都服飾文化研究財団(KCI)所蔵の衣装コレクションと現代アート作品が並置されます。
原田は、TERRADA ART AWARD 2023でも展示した映像作品「シャドーイング」シリーズより、本展のために制作した新作2点と旧作1点を織り交ぜた、新旧作品3点組による新たなインスタレーションを展開します。
左:シャドーイング(リエ)、中央:シャドーイング(トミゴロウ)、右:シャドーイング(イザベラ)
会期中にはトークイベントなども予定しているほか、展覧会は熊本、東京へも巡回します。
みなさまぜひご高覧ください。
info:
LOVEファッション──私を着がえるとき
会期:2024年9月13日(金)– 11月24日(日)
会場:京都国立近代美術館
開館時間:10:00 – 18:00
金曜日は20時まで開館 *入館は閉館の30分前まで
公式ウェブサイト
京都国立近代美術館ウェブサイト
主な出展アーティスト
ファッション(予定)
Alexander McQueen(アレクサンダー・マックイーン)、Balenciaga(クリストバル・バレンシアガ、デムナ・ヴァザリア)、Bottega Veneta(ダニエル・リー)、Chanel(ガブリエル・シャネル、カール・ラガーフェルド)、Celine(フィービー・ファイロ)、Christian Dior(クリスチャン・ディオール、ジョン・ガリアーノ)、Comme des Garçons(川久保玲)、Comme des Garçons Homme Plus(川久保玲)、Gaultier Paris by sacai、Givenchy(アレクサンダー・マックイーン)、Gucci(トム・フォード)、Helmut Lang(ヘルムート・ラング)、J. C. de Castelbajac(ジャン=シャルル・ド・カステルバジャック)、Jil Sander(ラフ・シモンズ)、Junya Watanabe(渡辺淳弥)、Kostas Murkudis(コスタス・ムルクディス)、Loewe(ジョナサン・アンダーソン)、Louis Vuitton(マーク・ジェイコブス)、Mame Kurogouchi(黒河内真衣子)、Maison Margiela(ジョン・ガリアーノ)、Nensi Dojaka(ネンシ・ドジョカ)、Noir Kei Ninomiya(二宮啓)、Noritaka Tatehana(舘鼻則孝)、Pierre Balmain(ピエール・バルマン)、Prada(ミウッチャ・プラダ)、Ryunosukeokazaki(岡﨑龍之祐)、Somarta(廣川玉枝)、Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)、Thierry Mugler(ティエリー・ミュグレー)、Tomo Koizumi(小泉智貴)、Viktor&Rolf(ヴィクター・ホスティン、ロルフ・スノラン)、Madeleine Vionnet(マドレーヌ・ヴィオネ)、Yohji Yamamoto(山本耀司)、Yoshio Kubo(久保嘉男)、Worth(ジャン=フィリップ・ウォルト)、ほか
アート(予定)
AKI INOMATA、ヴォルフガング・ティルマンス、小谷元彦、笠原恵実子、澤田知子、シルヴィ・フルーリー、原田裕規、松川朋奈、横山奈美、ほか
■アーティストによるギャラリー・トーク
日時:2024 年9月14日(土)14時–15時
出演:松川朋奈、横山奈美、原田裕規
会場:京都国立近代美術館 1階講堂
定員:80名(当日13時より1階受付にて整理券を配布します)
参加費:無料(要観覧券)
※会場・定員を変更しました(8/27)
■記念講演会 服は人を作る──物語のなかの「よそおい」
日時:2024 年10月12日(土)14時–15時30分頃
講師:柴田元幸(翻訳家/東京大学名誉教授)
会場:京都国立近代美術館1階講堂
定員:先着80名(当日12時より1階受付にて整理券を配布します。整理券はひとり1枚のみお渡しします)
参加費:聴講無料(要観覧券)
■シンポジウム「ファッション展の現在とキュレーション──歴史・批評・ミュージアム」
日時:2024年11月4日(月・祝)13時30分–16時30分(予定)(開場は13時)
参加費:無料(要観覧券)
詳細はこちら
■ワークショップ「LOVEファッション」歌会
日時:①2024 年9月16日(月・祝) 展覧会鑑賞ツアー+作歌レクチャー
②2024 年10月6日(日) 歌会(短歌鑑賞会)
※①②でひとつのワークショップです
講師:大森静佳(歌人)
会場:京都国立近代美術館1階講堂および3階展示室
対象:中学生以上
定員:計30名
参加費:無料(要観覧券)
詳細・申込はこちら
■ワークショップ「わたしのぼうし店──KCI HAT STORE」
日時:2024年10月5日(土)13時30分–15時30分(予定)
対象:3才以上(3才~小学生までは保護者同伴)
定員:8組(1組につき最大4名様まで)
参加費:1名につき500円、要観覧券
企画:Neki inc.
※定員に達したため、受付を終了しました。
詳細はこちら
■ワークショップ「服をデザインしてチャームを作ろう」
日時:①2024年10月26日(土)13時–16時
②2024年11月3日(日) 13時–16時
(所要時間は30分程度です。時間内にいつでもお越しください。ただし定員に達し次第終了します)
会場:京都国立近代美術館1階ロビー
対象:3才以上(未就学児は保護者同伴)
定員:各日先着50名(定員に達し次第終了)
参加費:100円(材料費として)
詳細はこちら
フライヤー(PDF)
巡回:
熊本市現代美術館 2024年12月21日(土)– 2025年3月2日(日)
東京オペラシティアートギャラリー 2025年4月16日(水)– 6月22日(日)
プレイバック!美術手帖 Vol.34
発売中の美術手帖(2024年10月号)に連載プレイバックの第34回が掲載されました。
今回取り上げたのは、1959年12月増刊号の「現代美術家事典」特集。中原佑介による記念碑的な評論「《展覧会の時代》とは何か?」を軸にして、「展覧会の時代」におけるキュレーションの功罪について検討しました。
info:
美術手帖 2024年10月号(特集「AIと創造性」)
プレイバック!美術手帖 Vol.34
206-207ページ
発売日 2024.09.07
造本・体裁 A5判変型
定価 2,000円+税
https://bijutsu.press/books/5506/
日本ハワイ移民資料館に《Shadowing》が収蔵
日本ハワイ移民資料館に《Shadowing》(2023年)が収蔵されました。
収蔵されたのは、2023年に同館で開催された個展「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」のために制作した作品4点。同館にとってはこれが初めての現代美術作品のコレクションになります。
また、2024年6月より同作の常設展示が始まりました。自作の常設化もこれが初めてのことです。
自分自身思い入れのある土地で、このような機会をいただくことができ、本当に嬉しく思っています。
近隣にお立ち寄りの際には、ぜひ日本ハワイ移民資料館をご訪問ください。
原田裕規 映像作品「Shadowing」を常設展示(日本ハワイ移民資料館)
日本ハワイ移民資料館が原田裕規《Shadowing》を収蔵。初の現代美術作品(美術手帖)
原田裕規展(仮)(広島市現代美術館)
出身地・広島にある広島市現代美術館で「原田裕規展(仮)」が開催されます。
ぼくが生まれたのと同じ1989年(平成元年)に開館した広島現美は、子どものころから通い詰めていた馴染みの美術館。そんな場所で個展ができることが本当に嬉しいです。
活動初期から最新作までを紹介する、過去最大規模の個展になりそうです。
また、広島市現代美術館の年間パンフレットの表紙に《Shadowing》を採用していただきました。
info:
原田裕規展(仮)
会場:広島市現代美術館 展示室B-2、B-3
会期:2024年11月30日(土)– 2025年2月9日(日)
開館時間:10:00–17:00
休館日:月曜日 *月曜日が祝休日にあたる場合は開館、翌平日休館
https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/harada_yuki
『ユリイカ』9月号(特集:石 寡黙の極にある美)に《One Million Seeings》の考察が掲載
『ユリイカ』9月号(特集:石 寡黙の極にある美)所収の小髙美穂さん論考の中で作品について論じていただきました。
石を立てること、拾うこと、積むことの意味について、《One Million Seeings》のパフォーマンスが帯びる「弔い」のニュアンスとともに語られています。
とても面白い内容です。ぜひ!
info:
ユリイカ 2024年9月号(特集:石 寡黙の極にある美)
小髙美穂「行き場をなくした石と写真」pp.227-233
出版社 青土社
発売日 2024.08.27
定価 1,700円+税
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3963&status=published
『現代詩手帖』2024年8月号(特集:動物と読む現代詩)の表紙にアートワーク掲載
『現代詩手帖』2024年8月号「特集:動物と読む現代詩」の表紙と扉に《Waiting for》が掲載されました。
info:
現代詩手帖 2024年8月号(特集:動物と読む現代詩)
アートワーク:原田裕規
表紙協力:小髙美穂
出版社 思潮社
発売日 2024.07.27
定価 1300円+税
http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_3295.html
原田裕規×武田砂鉄「いかにしてラッセンは“国民的画家”になったのか」『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』(フィルムアート社)刊行記念(本屋B&B)
※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(1ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
※本イベントは、トーク(90分)を予定しております。イベント終了後には、来店参加者限定で、サイン会(最大30分程度)を開催いたします。お二人の関連書籍をご購入またはご持参ください。
アーティストの原田裕規さん編著『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』(フィルムアート社)が2024年2月23日に発売となりました。
ハワイの自然を題材にした「マリンアート」で一世を風靡したアーティスト、クリスチャン・ラッセン。バブル期の日本上陸以後、ゴッホやピカソと並ぶほどの大衆的な人気を獲得してきましたが、その過熱ぶりとは裏腹に、美術界では長らく有効な分析の機会を与えられずに黙殺されてきました。本書は、史上初のクリスチャン・ラッセン論として刊行され大きな話題となった旧版に、新たに新規執筆陣を加えた増補改訂版となります。
今回のトークイベントでは、ライターの武田砂鉄さんとともに、ラッセンについて楽しくも真面目にお話ししていきます。美術やアートの文脈からだけでなく、ラッセンが社会に与えた影響や実績、将来的に日本の美術史にどう組み込まれていくか(いかないか)についても考えていきます。
当時のラッセンブームを知らない方にとっても楽しめる内容を予定しております。 たくさんの方のご参加、お待ちしております!
【出演者プロフィール】
原田裕規(はらだ・ゆうき)
アーティスト。人間の人間らしさとは何かをテーマに、テクノロジー、リサーチ、パフォーマンスなどを駆使して作品を制作している。 主な個展に「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」(日本ハワイ移民資料館、2023)、「Waiting for」(金沢21世紀美術館、2021年)など。単著に『評伝クリスチャン・ラッセン』(中央公論新社、2023)、『とるにたらない美術』(ケンエレブックス、2023)、編著に『ラッセンとは何だったのか?』(フィルムアート社、2013、増補改訂版=2024)などがある。2024年11月より、広島市現代美術館で個展開催予定。
武田砂鉄(たけだ・さてつ)
1982年生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。2015年、『紋切型社会』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『日本の気配』『わかりやすさの罪』『偉い人ほどすぐ逃げる』『マチズモを削り取れ』『べつに怒ってない』『今日拾った言葉たち』『父ではありませんが』『なんかいやな感じ』などがある。週刊誌、ファッション誌、webメディアなどさまざまな媒体で執筆するほか、ラジオ番組のパーソナリティとしても活躍している。
info:
原田裕規×武田砂鉄「いかにしてラッセンは“国民的画家”になったのか」『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』(フィルムアート社)刊行記念
会場:本屋B&B(世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F)+オンライン配信
日時:2024年6月18日19:30~21:30 (19:00オンライン開場)
出演:原田裕規、武田砂鉄
入場料:
【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円(税込)
【配信参加】1,650円(税込)
【サイン入り書籍つき配信参加】1,650円+書籍『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』2,640円(いずれも税込)※イベント後発送
【サインなし書籍つき配信参加】1,650円+書籍『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』2,640円(いずれも税込)※イベント後発送
https://bookandbeer.com/event/bb240618a/
イベントのご予約はこちらから!
プレイバック!美術手帖 Vol.33
発売中の美術手帖(2024年7月号)に連載プレイバックの第33回が掲載されました。
今回取り上げたのは、1985年10月号の「パフォーマンス」特集。大正期の美術集団・三科や戦後の九州派らによる前衛的な「行為」を通して、パフォーマンスに元来備わる逸脱性について考察しています。
info:
美術手帖 2024年7月号(特集「先住民の現代アート」)
プレイバック!美術手帖 Vol.33
254-255ページ
発売日 2024.06.07
造本・体裁 A5判変型
定価 1,800円+税
https://bijutsu.press/books/5481/
「公開制作vol.4 原田裕規」展(長野県立美術館)
長野県立美術館で「公開制作vol.4 原田裕規」が開催されます。
詳細は後日発表予定です。
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公開制作は、アーティストが一定期間美術館に滞在して作品を制作し、その制作過程や完成した作品をご覧いただくプログラムです。
vol.4となる今年度は、人間の人間らしさとは何かをテーマに、テクノロジー、リサーチ、パフォーマンスなどを駆使して作品を制作している原田裕規を招へいし、長野の風景表現の歴史を対象とした調査・制作の様子を公開します。
info:
公開制作vol.4 原田裕規
会期:2024年10月5日(土)– 2025年3月16日(日)
会場:長野県立美術館 オープンギャラリー
休館日:水曜日、年末年始(12/28~1/3)
開館時間:9:00 – 17:00
観覧料:無料
主催:長野県、長野県立美術館
https://nagano.art.museum/exhibition/artistsstudio_4
「NAMコレクション2024 第Ⅲ期」(長野県立美術館)
長野県立美術館で開催される「NAMコレクション2024 第Ⅲ期」展をキュレーションすることになりました。
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菱田春草、荻原碌山ら信州出身の作家や、信州を描いた風景画を中心とする長野県立美術館のコレクション。1年をかけて、洋画・日本画・工芸など、様々なジャンルの収蔵品を展示します。
ゲストキュレーター:原田裕規(公開制作 vol.4 招聘作家)
info:
NAMコレクション2024 第Ⅲ期
会期:2024年10月10日(木)– 2024年12月17日(火)
会場:長野県立美術館 コレクション展示室
休館日:水曜日
開館時間:9:00 – 17:00
観覧料:本館・東山魁夷館共通 一般700円、大学生及び75歳以上500円、高校生以下又は18歳未満無料
主催:長野県、長野県立美術館
https://nagano.art.museum/exhibition/namcollection2024_3
「LOVEファッション──私を着がえるとき」展(京都国立近代美術館)
京都国立近代美術館で開催される「LOVEファッション―私を着がえるとき」展に参加します。
展覧会は9月に京都でスタートしたあと、12月には熊本市現代美術館へと巡回。京都・熊本ともに《Shadowing》の大規模なインスタレーションを構想しています。ぜひお越しください!
info:
LOVEファッション──私を着がえるとき
会期:2024年9月13日(金)– 11月24日(日)
会場:京都国立近代美術館
開館時間:10:00 – 18:00
金曜日は20時まで開館 *入館は閉館の30分前まで
公式ウェブサイト
京都国立近代美術館ウェブサイト
シャネルや川久保玲の作品を展示、京都国立近代美術館で「LOVE ファッション─私を着がえるとき」開催(FASHIONSNAP)
『建築雑誌』2024年4月号(特集04 建築画像)にアートワークを寄稿
建築の総合雑誌『建築雑誌』2024年4月号(特集04 建築画像)にアートワークを寄稿しました。
「建築画像」特集のアートワークに《Home Port》が選ばれたことは、個人的にとても嬉しい出来事でした。また特集内には、《Home Port》のCGIデザイン・アニメーションを担っていただいた孫君杰さんのコラム、そして個人的に親交のあるゴッティンガムさんや大山顕さんの座談会も掲載されているなど、充実の内容となっています。ぜひご一読ください。
info:
『建築雑誌』2024年4月号(特集04 建築画像)
発行:一般社団法人 日本建築学会
判型:A4 判・無線綴
定価:1,430 円
http://jabs.aij.or.jp/backnumber/1787.php
『とるにたらない美術』『評伝クリスチャン・ラッセン』『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』刊行記念トークイベント(本のあるところ ajiro)
福岡の本屋&カフェ「本のあるところ ajiro」でトークイベントを行います。九州では初めてのイベントであるとともに、『とるにたらない美術』『評伝クリスチャン・ラッセン』『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』の刊行後初めてのトークにもなります。
福岡は、ぼくが単著のなかで繰り返し言及した菊畑茂久馬ゆかりの地。そんな場所でトークが出来ることを嬉しく思っています。聞き手として、福岡市美術館学芸員の忠あゆみさんにご登壇いただきます。
info:
原田裕規トークイベント
『とるにたらない美術』『評伝クリスチャン・ラッセン』『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』刊行記念
会場:本のあるところ ajiro (中央区天神3-6-8-1B)
日時:2024年4月2日(日)19時~20時30分(開場18時30分)
出演:原田裕規(アーティスト)
聞き手:忠あゆみ(福岡市美術館 学芸員)
参加方法:会場参加のみ
チケット:1650円(税込)
お申込:https://ajirobooks.stores.jp/items/65eebfefe2dc7a037295ce99
主催:書肆侃侃房
お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:田中)
https://note.com/kankanbou_e/n/n40b60065dd7d
藤田一人『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』書評(産経新聞)
藤田一人さんによる『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』の書評「美術界の本音を暴く」が『産経新聞』2024年3月4月号に掲載されました。ウェブ版でも全文お読みいただけます。
info:
産経新聞、2024年3月4月号
https://www.sankei.com/article/20240324-JVJQYNPNZZMSVIQRNX42ZNKDVA/
『とるにたらない美術』『評伝クリスチャン・ラッセン』紹介記事の掲載(アイデア)
単著『とるにたらない美術』と『評伝クリスチャン・ラッセン』の紹介記事が雑誌『アイデア』405号(特集「世界を覗くグラフィック」)に掲載されました。
info:
アイデア No.405(特集「世界を覗くグラフィック ―断面図・間取り図・分解図―見えないものを描く視点」)
168-169ページ
発売日 2024.03.08
定価 3,300円+税
https://www.idea-mag.com/idea_magazine/idea_no-405/
ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]
編著書『ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]』がフィルムアート社から刊行されます。
2013年刊行の『ラッセンとは何だったのか?』、待望の復刊です。拙論の大幅なアップデートに加えて、木村絵理子、椹木野衣、速水健朗(以上敬称略)の新規論考が加わることで、あの「ラッセン本」がパワーアップして帰ってくることになりました。
以下、フィルムアート社ウェブサイトより:
容姿端麗なサーファー画家、海を守るエコロジスト、地元ハワイを愛するマリンアーティスト……
鮮やかな水面に乱反射する「語り」の光跡から浮かび上がる実像とは──
世界初のラッセン論、新規テキストを加えて待望の復刊!
イルカ、クジラ、うねる波、劇的なサンセット、夜空に煌めく星雲……ハワイの自然を題材にした「マリンアート」で一世を風靡したアーティスト、クリスチャン・ラッセン。バブル期の日本上陸以後、ゴッホやピカソと並ぶほどの大衆的な人気を獲得してきたが、その過熱ぶりとは裏腹に、美術界では長らく有効な分析の機会を与えられずに黙殺されてきた。
そんなラッセンを日本の「美術」をめぐる分断の象徴として捉え、日本における受容史と、その絵画表現の本質に迫った本書は、史上初のクリスチャン・ラッセン論として、刊行当時に大きな話題を集めた。
それから10年、日本社会も美術業界も大きく変容するなかで、ラッセンというアーティストは日本のアートやカルチャーの歴史上でどのように位置づけられるのか──美術批評をはじめ、社会学、都市論、精神分析など多彩なフィールドの論者に新規3名の執筆者を迎え、より多角的にラッセンの表現とその現象としてのおもしろさを照らし出す。
原田裕規=編著
【執筆者】*は増補改訂版での新規執筆者
石岡良治、上田和彦、大野左紀子、大山エンリコイサム、加島卓、河原啓子、北澤憲昭、木村絵理子*、暮沢剛巳、斎藤環、椹木野衣*、千葉雅也、土屋誠一、中ザワヒデキ、速水健朗*、星野太
目次
増補改訂版に寄せて
はじめに
「ラッセン展」とは
ラッセンの歩み
第1章 ラッセンの絵画論──作品から考える
クリスチャン・ラッセンの画業と作品 原田裕規
美術史にブラックライトを当てること──クリスチャン・ラッセンのブルー 千葉雅也
ラッセンノート(再び制作し、書くために) 上田和彦
日本とラッセン──ドメスティックな制度批判のエピソード 大山エンリコイサム
[鼎談]日本のアートと私たちのクリスチャン・ラッセン 大野左紀子×暮沢剛巳×中ザワヒデキ
第2章 ラッセンの受容史──ヤンキー論から社会学まで
「日本の美術に埋め込まれた〈ラッセン〉という外傷」展 大野左紀子
〝アウトサイダー〟としてのラッセン 斎藤環
〈見世物〉に対するまなざしの行方──ラッセンの日本的受容をめぐって 河原啓子
ラッセンという過剰さ──美術史は何を書くことができないのか 加島卓
第3章 ラッセンの文化論──サーフィンから音楽まで
クリスチャン・ラッセン、二つの世界のエッジで 石岡良治
ラッセンをイルカから観る──ジョン・C・リリィ再読のための一試論 土屋誠一
ラッセンの(事情)聴取 星野太
ケニー・Gとは何だったのか?──ラッセン的なものの理解のために 速水健朗
第4章 ラッセンの美術史──いかにして歓待するか
イルカのイコノロジー的分析は可能か 木村絵理子
マイクロプラスチックの海──海洋地獄画の系譜 椹木野衣
樹木と草原──「美術」におけるクリスチャン・ラッセンの位置を見定めるための、また、それによって従来の「美術」観を変更するための予備的考察 北澤憲昭
おわりに
クリスチャン・ラッセン略年譜
参考資料
図版出典
info:
ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]
原田裕規=編著
石岡良治/上田和彦/大野左紀子/大山エンリコイサム/加島卓/河原啓子/北澤憲昭/木村絵理子/暮沢剛巳/斎藤環/椹木野衣/千葉雅也/土屋誠一/中ザワヒデキ/速水健朗/星野太=著
発売日:2024年2月23日
本体価格:2,400円+税
判型:四六判・並製
頁数:272頁
ISBN:978-4-8459-2322-9
フィルムアート社
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中島水緒『評伝クリスチャン・ラッセン』書評、青木識至『とるにたらない美術』書評(美術手帖)
中島水緒さんによる『評伝クリスチャン・ラッセン』の書評と、青木識至さんによる『とるにたらない美術』の書評が『美術手帖』2024年4月号(特集「世界のアーティスト2024」)に掲載されました。
info:
美術手帖 2024年4月号(特集「世界のアーティスト2024」)
257-258ページ
発売日 2024.03.07
造本・体裁 A5判変型
定価 1,800円+税
https://bijutsu.press/books/5449/
プレイバック!美術手帖 Vol.32
発売中の美術手帖(2024年4月号)に連載プレイバックの第32回が掲載されました。
今回取り上げたのは、1957年6月増刊号の「現代美術を理解しよう」特集。『美術手帖』がいかにして「現代美術の雑誌」になったのか。岡本太郎と河原温らの論戦を通して、その変化の兆しを紹介しています。
info:
美術手帖 2024年4月号(特集「世界のアーティスト2024」)
プレイバック!美術手帖 Vol.32
254-255ページ
発売日 2024.03.07
造本・体裁 A5判変型
定価 1,800円+税
https://bijutsu.press/books/5449/
辛酸なめ子『評伝クリスチャン・ラッセン』書評(沖縄タイムス、下野新聞ほか)
辛酸なめ子さんによる『評伝クリスチャン・ラッセン』の書評「日本社会の「写し鏡」」が『沖縄タイムス』2024年2月24日号、『下野新聞』2024年2月25日号などに掲載されました。
info:
辛酸なめ子「日本社会の「写し鏡」」
『沖縄タイムス』2024年2月24日号、『下野新聞』2024年2月25日号ほか
単著『評伝クリスチャン・ラッセン』紹介記事の掲載(美術の窓)
単著『評伝クリスチャン・ラッセン』の紹介記事が『美術の窓』2024年3月号に掲載されました。
info:
新刊案内「日本に愛され黙殺されたラッセンを通して浮かび上がる日本の姿」
『美術の窓』2024年3月号、274頁
浜野志保『とるにたらない美術』書評(図書新聞)
浜野志保さんによる『とるにたらない美術』の書評が『図書新聞』2024年2月24日号に掲載されました。
info:
浜野志保「「とるにたらない美術」について、斜に構えることなく実直に論じる」
『図書新聞』2024年2月24日号
布施琳太郎『評伝クリスチャン・ラッセン』書評(週刊文春オンライン)
布施琳太郎さんによる『評伝クリスチャン・ラッセン』の書評が『週刊文春』2024年2月22日号に掲載されました。オンラインでも全文お読みいただけます。
info:
布施琳太郎が『評伝クリスチャン・ラッセン』(原田裕規 著)を読む「「最も著名なアーティスト」だけどそれは日本限定…画家でありサーファーでもあるラッセンが生きる“二つの世界”」
『週刊文春』2024年2月22日号
https://bunshun.jp/articles/-/68991
星野太「映像は何をなしうるか──映像インスタレーションの居心地の悪さについて」で《One Million Seeings》に言及
星野太さんによる評論「映像は何をなしうるか──映像インスタレーションの居心地の悪さについて」(『美術手帖』)で、拙作《One Million Seeings》への言及がありました。ぜひご一読ください。
info:
星野太「映像は何をなしうるか──映像インスタレーションの居心地の悪さについて」
『美術手帖』2024年2月11日
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/28345
令和5年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業成果発表イベント「ENCOUNTERS」
下記の展覧会で、2023年に制作した《Home Port》を展示します。
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文化庁では平成23 年度より、次世代のメディア芸術分野を担う若手クリエイターの創作活動を支援する「文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」を実施してきましたが、事業の更なる充実を目指し、今年度より規模の拡充等を図っております。
本事業の成果発表イベント「ENCOUNTERS」を開催します。
成果発表イベントの中で、今年度の採択クリエイターによる創作活動の成果及びワークインプログレスの紹介及び、過年度に採択されたクリエイターの招待展示を行う成果プレゼンテーション展(①)と、メディア芸術分野で活躍するクリエイターによる特別展示(②)を実施し、様々なクリエイターの表現の背景にあるコンセプトメイキングや表現技法、制作プロセス等を紹介することで、次世代のクリエイターが想像力に触れ、今後の創作活動のヒントにつながる機会を創出します。
info
令和5年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業
成果発表イベント「ENCOUNTERS」
会期:2024年2月17日(土)– 2月25日(日)
時間:日曜 – 木曜 11:00 – 18:00(最終入場 17:30)
金曜・土曜 11:00 – 20:00(最終入場 19:30)
会場:表参道ヒルズ 本館
①成果プレゼンテーション展:B3F スペースオー
②特別展示:吹き抜け大階段/アートスペース(各フロア)
入場料:無料
主催:文化庁
https://creators.j-mediaarts.jp/encounters-2024
Yzm × きりとりめでる「Other People’s Pictures」上映会&トークセッションで「心霊写真シリーズ」に言及
Yzmさんときりとりめでるさんの対談動画で自作(心霊写真シリーズ)についてご紹介いただいています。対談のテーマは「ヴァナキュラー写真」と「ファウンドフォト」の違いについて。「ポスト記憶」や「倫理的ジレンマ」など、刺激的なワードの飛び交う対談でした。*視聴期限は2024年2月22日まで
info:
Yzm × きりとりめでる「Other People’s Pictures」上映会&トークセッション
2024年2月8日(木)20:30–
ネイキッドロフト横浜
https://twitcasting.tv/c:nakedloft_yokohama/shopcart/285727
原田裕規『とるにたらない美術——ラッセン、心霊写真、レンダリング・ポルノ』刊行記念ブックフェア
恵比寿映像祭の地域連携プログラムとして、NADiff a/p/a/r/tの店内で『とるにたらない美術』の刊行記念ブックフェアが始まりました。
info:
原田裕規『とるにたらない美術——ラッセン、心霊写真、レンダリング・ポルノ』刊行記念ブックフェア
日時:2024年2月2日(金)– 2月18日(日)12:00–20:00
会場:NADiff a/p/a/r/t(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F)
料金:無料
休日:2月5日(月)、2月13日(火)
Tel:03-3446-4977
https://www.yebizo.com/program/998
『とるにたらない美術』著者インタビュー公開(月刊アートコレクターズ)
『月刊アートコレクターズ』の2024年2月号に『とるにたらない美術』をめぐるインタビューが掲載されました。
ぜひご一読ください。
info:
月刊アートコレクターズ
2024年2月号(特集:完売作家 2024)
出版年月日:2024年1月25日
判型・ページ数:A4変・150ページ
定価:本体952円+税
https://www.tomosha.com/book/b641212.html
『とるにたらない美術』『評伝クリスチャン・ラッセン』書評公開(評:椹木野衣、朝日新聞)
朝日新聞の2024年2月3日朝刊に椹木野衣さんによる『評伝クリスチャン・ラッセン』『とるにたらない美術』の書評「美術に見下された者たちの逆襲」が掲載されました。ぜひ、ご一読ください。
info:
椹木野衣「美術に見下された者たちの逆襲」
『朝日新聞』2024年2月3日朝刊
https://book.asahi.com/article/15144575
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15854803.html
『評伝クリスチャン・ラッセン』書評公開(評:速水健朗、日本経済新聞)
日本経済新聞の2023年1月18日号夕刊に『評伝クリスチャン・ラッセン』の速水健朗さんによる書評「「国民的画家」と日本人」が掲載されました。ぜひ、ご一読ください。
info:
速水健朗「「国民的画家」と日本人」
『日本経済新聞』2023年1月18日号夕刊
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77749830Y4A110C2BE0P00/
作品紹介ムービー公開(TERRADA ART AWARD 2023)
TERRADA ART AWARD 2023のファイナリスト展の作品紹介ムービーが公開されました。
info:
原田裕規|「TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展」作品紹介(YouTube)
https://youtu.be/ndV5WT3uQLU?si=dH9bqN6hF-RR4FRT
「人間という存在の矛盾をまるごと“再演”することを目指した」──TERRADA ART AWARDファイナリスト・インタビュー記事公開
ARTnews JAPANでインタビュー記事が公開されました。TERRADA ART AWARD 2023の新作について話しています。
info:
「人間という存在の矛盾をまるごと“再演”することを目指した」──原田裕規【TERRADA ART AWARDファイナリスト・インタビュー】(ARTnews JAPAN)
https://artnewsjapan.com/article/1976
神谷幸江 x 原田裕規 オンライン対談公開(TERRADA ART AWARD 2023)
TERRADA ART AWARD 2023の最終審査員、神谷幸江さんとのオンライン対談が公開されました。出どころ不明の「謎の台詞」についてや、ピジン英語のコラボレーション過程に起きたことなどを話しています。
info:
神谷幸江 x 原田裕規|オンライン対談|TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展(YouTube)
https://youtu.be/BqFfbtvRm48
TERRADA ART AWARD 2023 神谷幸江賞受賞、ファイナリスト展開幕
TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展の一般公開が始まりました。そして大変光栄なことに、原田は神谷幸江賞を受賞しました。
新作の《シャドーイング(3つの自画像)》は現時点での集大成的な作品で、展示を実現するために70名以上の方々の力をお借りしました。
特に音響にこだわった空間になっており、この内容のインスタレーションは今後しばらく再現できないかもしれないあるので、ぜひ多くの方にご覧いただければ嬉しいです。
TERRADA ART AWARD 2023 Finalists Exhibition hazu opened. I am very honored to announce that I was awarded the Yukie Kamiya Prize.
My new work "Shadowing (Three Self-Portraits)" is a culmination of my work, and I borrowed the help of more than 70 people to realize the installation.
This work is particularly focused on sound design, and this installation may not be reproduced for some time to come. Therefore, I would be happy if as many people as possible could view it.
info:
TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展
ファイナリスト:金光男、冨安由真、原田裕規、村上慧、やんツー
会期:2024年1月10日(水)~1月28日(日)
時間:11:00~18:00(最終入館17:30)
入場:無料
会場:寺田倉庫 G3-6F(東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
TERRADA ART AWARD 2023 Finalist Exhibition
Finalists: Mituso Kim, Yuma Tomiyasu, Yuki Harada, Satoshi Murakami, yang02
Dates: January 10th (Wed) – January 28th (Sun), 2024
Open Hours: 11:00 AM – 6:00 PM (Admission until 5:30 PM)
Admission: Free
Venue: Warehouse TERRADA G3-6F (Warehouse TERRADA G Building 2-6-10 Higashi-Shinagawa, Shinagawa-ku, Tokyo 140-0002)
https://www.terradaartaward.com/ja/finalist/
映画上映会&トークセッション「風景の変容」
2024年1月6日に追手門学院大学社会学部主催の上映会&トークセッション「風景の変容」に参加します。
《Waiting for》の一部上映とトークセッションが行われる予定です。関西では貴重な上映の機会、学外の方も無料で参加できるようなので、ご興味のある方はぜひお申込みください(要予約)。
info:
追手門学院大学社会学部芸術文化事業
上映会&トークセッション「風景の変容」
2024年1月6日(土)12:30開演/12:00開場/17:00終了
会場:茨木市福祉文化会館(オークシアター)、文化ホール(上映会)、303号室(トークセッション)
チケット 購入・予約:参加料:無料(要申込)
申込:12月16日(土)まで
受付:茨木市市民文化部文化振興課 http://logoform.jp/form/2Qoq/411640
お問い合わせ:茨木市文化振興課:072-620-1810
上映作品:
ハールン・ファロッキ《Transmission》(2007年)
原田裕規《Waiting For》(2021年)
鈴木 光《Mr S & Doraemon》(2012年)
追手門学院大学社会学部文化デザインコース学生制作作品
トークセッション:
鈴木 光、田坂博子、原田裕規、松谷容作(司会)
主催:追手門学院大学社会学部
問合せ:茨木市文化振興課 072-620-1810
共催:茨木市、(公財)茨木市文化振興財団
協力:追手門学院大学社会学部社会文化デザインコース
https://www.ibabun.jp/event/20240106/